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BMW ALPINA B3

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リアバンパーの修理でお預かりしました、非常に綺麗に維持されているBMW アルピナ B3 です。

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フェンスの様な物にバンパーが接触して傷と歪みがあります。

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モールにも傷が入っています。

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オーナー様は交換をご希望されましたのでバンパーとモールを新品に交換します。
車体からバンパーを取り外します。

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ALPINAはマフラー開口部が大きく加工してあるので元のバンパーと新品バンパーを比べて型を取ります。

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大きく削っていきます。

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ALPINA純正は塗装後に切りっぱなしですが削った断面は整えておきました。

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元のバンパーからリーンフォースメントを取り外して新品バンパーに移植後、車体への仮合わせを行います。

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加工した箇所も問題無さそうです。

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バンパーを車体から取り外しリーンフォースメントも取り外して塗装の下準備を行います。
保護剤や手の脂が研摩したキズに入るのを防ぐ為に最初に脱脂をしてから全体を研摩していきます。

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モールの入る溝の中や細かい箇所はヘラに巻いたサンドペーパー等を使い手作業で研摩していきます。塗料は接着剤では無いので研摩したキズの中に塗料が入らなければ密着性は確保出来ません。地味で根気が要りますが基本の作業です。

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続いて調色を行います。
スペクトロフォトメーター(分光測色機)で車体の色を測色して近い色の配合を検索します。アルピナブルーのヨーロッパの配合が近かったので原色をデータ通り配合してテストピースに塗装、クリヤー塗装、乾燥を行い車体と比色して確認します。

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どのメーカーでも新車から色ブレはあり車の状態によっても色は違いますのでテストピースの結果から微調色を繰り返し9回目で塗装出来る色が出来ました。

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ブルー系のパールは光の反射を正面で見た時と後から光を受けた時(スカシ)の赤紫味のバランスが難しく調色に時間が掛かるケースが多いです。

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測色機のおかげか原色の選定はスムーズに行きました。

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バンパーの粉塵を清掃して脱脂、イオンブローを行い静電気を除去しておきます。

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研摩した際に角部分などプラスチック素地が露出した箇所があります。

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ポリプロピレンは特に付着性が悪く研摩して上塗りだけでは剥がれる可能性がありますので、素地の露出箇所には柔軟性、付着性のあるSTANDOX プラスチックサフェーサーを塗装します。

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乾燥後、調色したカラーベースを塗装します。
スタンドックスはカラーベースの肌荒れが起こり難く(酷いとクリヤーの肌荒れに繋がります)しっとりとした状態で非常に塗り易い塗料です。

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カラーベースの溶剤が抜けたらクリヤーを塗装します。
スタンドックスのクリスタルクリヤーで素材がプラスチックの為、軟化剤を使用して軟質化したクリヤーを塗装しました。

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バンパーを赤外線乾燥させている間に長年の汚れが溜まったリーンフォースメントを洗浄しておきました。

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乾燥が終わったバンパーを車体に取り付けます。

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磨いた際にコンパウンドが付着しない様マスキングして磨きを行います。

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ガラスコーティングされているのでバンパーと新品のモールにガラスコーティングを行います。

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ガラスコートの乾燥後に犠牲膜となる簡易のガラス系コーティングをバンパー、モール、テープを貼ったリアフェンダー左右に施工しました。

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室内清掃と洗車を行い完成です。

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この度は大切なお車の作業をご依頼いただきまして有難う御座いました。

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2015年12月04日 | Comments(0) | Trackback(0) | 輸入車 修理
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