車体の塗装が終わりましたのでパーツを進めていきます。

リアフードもヘコミとブリスターが出ていましたので板金をやり直しました。


サフェーサーまで時間が空くので鋼板の露出している箇所の防錆の為エポキシプライマーを刷毛塗りしておきます。

次にフロントフードです。

写真に写っていませんでしたが何度か補修してあり飛び石の上からそのまま塗装してあるのでクレーターになっている箇所やエンブレム周辺の段差、全体に肌がデロデロになっていました。

裏から突き上げたような歪みがありましたのでポンチで叩いて修正しておきました。



塗装の膜厚を測ってみますと450μ(0.45ミリ)~500μ(0.5mm)あり新車塗膜の3~4倍あります。部分的には650μの箇所がありますがこの箇所はパテが入っていると予想できます。


塗膜が厚くなって後々トラブルが出る事も考えられますので剥離していきます。

剥離剤を全面に塗布してしばらくすると塗装が浮いてきますので浮いた分を除去してそれを何度か繰り返してから洗浄します。




パテの箇所は完全に剥がれませんので研摩して取り除きます。


こちらも板金せずにヘコミにそのままパテが付いていましたので板金します。

パテを使わずに板金出来ました。


塗装の残った箇所と全体を研摩します。適度な粗さのペーパーで無数のキズを付けることで塗料がキズに入り込み密着性が確保されます。


全体を研摩したら脱脂清掃を行います。リアフードの刷毛塗りしてあったエポキシプライマーも研摩して脱脂清掃を行います。


鋼板箇所にエポキシプライマーを塗布しました。鋼板を長時間空気中に曝露していると錆びが発生しますので塗装の剥離からここまでは速やかに作業を進めています。



乾燥後ウレタンサフェーサーを塗布しました。

ドアのサフェーサーを研摩して脱脂清掃、マスキングを行います。



ヘッドライトリム、フューエルリッドも同時に塗装しますので準備します。


脱脂清掃して塗装します。




車体と部品の乾燥を行いドアを取り付けます。



サフェーサーを研摩したフロントフード、リアフード、ルーフパネル。



脱脂清掃を行い塗装しました。



次回に続きます。
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