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ポルシェ 987 ボクスター

此の所非常に忙しくて、風邪、花粉症も重なりブログを放置していました。
見に来て下さっている方、申し訳ありません。

ポルシェ 987 ボクスターです。
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イタズラによる被害でフロントフード(ボンネット)が歪んでバンパーにも僅かに凹みがあります。

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板金出来そうな凹みですが、保険修理で予算があるので新品に交換する事になりました。
フードを取り外します。アルミ製で軽いです。

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届いた新品パネルです。

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車体に取り付けて隙間や高さを調整しておきます。
ドイツ車なので部品の作りは良いですが国産車に比べると造りの粗い部分はあります。
これがイタリア車だと個体差はあると思いますが相当造りが粗く簡単にはフィッティング出来ません。
サラリーマン時代にフェラーリF430のリアフェンダーを本国から取り寄せたところ、長さが3センチ短くてメーカーに確認したらそれで正常という事でした(笑)パテ等で延長して苦労した覚えがあります。

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それほど苦労せず取り付け出来ました。

続いてバンパーを取り外していきます。

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付属品のダクトやライトウォッシャーも分解しておきます。

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バンパーは軽微な歪みなので修理ですが全体に無数の飛び石と下側を擦った傷があります。

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歪みを修正して傷を削り落とします。

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脱脂清掃してプラスチックプライマー塗布、プラスチック仕様のサフェーサーを塗布しました。

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乾燥させている間にフードを進めていきます。
新品パネルは電着プライマーが塗られた状態なので表、裏を研磨します。
プライマーの状態は余り良いものでは無くピンホールや肌荒れを修正しながら研磨していきます。

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脱脂清掃して修正した時にアルミが露出した箇所にエポキシプライマーを塗布します。

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指触乾燥後サフェーサーを塗布します。
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指触乾燥後、裏面に外装色を塗装していきます。
元のフードを参考に中央部分は半艶、周りは通常の2種類のクリヤーで塗装しています。

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調色も済ませておきます。
少しずつ調整した色をテストピースに塗装してクリヤーも塗装して車体に合わせてを繰り返して色を近づけます。
棚に置いてある板がテストピースです。

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乾燥後フードとバンパーに塗布したサフェーサーを研磨して脱脂清掃します。

調色した色とクリヤーを塗装しました。

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乾燥後、車体に取り付け磨いて清掃します。
フードの取り付けボルトは工具によるキズが付きますので、取り付け前に塗装を剥離して研磨しておきます。
取り付け後マスキングして脱脂したらエポキシプライマーを塗布します。
指触乾燥後サフェーサー、カラーベース、クリヤーを塗布しました。
筆でタッチアップすれば数秒で終わる作業ですが、しっかり作業するには時間が掛ります。

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ランプ関係の点灯確認をして洗車をして完成です。
難しい色でしたが塗料メーカーさんの協力もあり許容範囲内に仕上がっていると思います。

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スカシ方向から見た赤味です。

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御依頼有難うございました。
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2013年03月15日 | Comments(0) | Trackback(0) | 輸入車 修理
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