

取り付け部の損傷と全体的に歪があるので新品バンパーに交換する事になりました。



国産車の新品バンパーは塗装済みの物もありますが、年数が経つと素地の設定しか無くなります。
塗装の下準備としてシリコンオフ(脱脂剤)と研磨パッドで洗浄しながら表面を研磨していきます。
バンパー下側のシボは未塗装なのでマスキングしておきます。

ボディーに近い色に調色します。
リアフェンダーとバンパーが塗装してありメタリックの粗さや色の違いが目立ちます。

許容範囲内に調色出来たと思います。


塗装ブースに移動して脱脂、清掃します。
表面を研磨していますが、このまま塗装してしまうと剥離の原因になってしまいますのでプラスチックプライマーを塗布します。

透明のプライマーですが艶が出ているのが分かると思います。

乾燥後上塗りして、クリヤーを柔軟性のあるプラスチック仕様にして塗装しました。
(飛び石、振動や風圧による変形からのクラックを防ぐ為)



無事に塗装出来ました。
新品バンパーでも工程が沢山あり、かなり神経を使いますし時間も掛かります。
納車時だけある程度綺麗で完全ノークレームなら口笛吹きながら30分で全工程終わると思います。
全ての工場で同じ作業を行っているとは限りません。工場の規模や金額だけで選んでしまうと後で後悔する場合もあります。
自分の仕事が完璧だとは思っていませんが最低限の基本作業は行っていると思っています(極端に安い仕事では無理ですが)基本通りの工場は意外と少ないのが現実です。
明日は定休日なので一日寝かせて組み立てます。
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