リヤガラスの下はかなり錆が広がっていました。
ガラスの交換などで車体に付いたキズをきちんと処理しておかないと、この様になりますので注意が必要です。
ルーフライニングを取り外しました。
トランクを車体から取り外して付属品を分解しました。
ヘコミがありましたので板金しました。
錆を除去して全体を研摩しました。
脱脂清掃を行い、鋼板の露出した箇所と裏面は全体にエポキシプライマーを塗布しました。
規定時間乾燥後、サフェーサー（システムフィラー）を塗布しました。
続いてボンネットを進めていきます。
全体に飛び石キズがあります。
前側中央に浅いヘコミがありましたので修正しました。
右前方は過去に板金してあり、「下地が大丈夫か確認をお願いします」との事ですので、剥がしていきました。
更にパテも除去しました。
アルミですのであまり損傷が酷いとしっかりと板金出来ませんが、もう少し良くなればと思い時間を掛けて板金しました。
何とかパテが要らない位（サフェーサーで整えられる位）に戻りました。
飛び石の箇所をキズが消える深さまで研摩して、全体を研摩しました。
裏面もキズなどがありますので全体を研摩しました。
脱脂清掃してトランクと同様にエポキシ→サフェーサーを塗布しました。
続いてフロントフェンダーです。
左フェンダーは浅いヘコミがありましたので、取り外す前に裏から押し出して修正しました。
車体から取り外してクリップなどの付属品を取り外しました。
右フロントフェンダーも取り外しました。
汚れを洗浄して乾燥させました。
右フロントフェンダーは過去の修理で新品に交換されているとの事で、飛び石キズが多くキズの剥がれた箇所が黒いのが気になります・・・。
嫌な予感がして少し研摩してみたところ予感的中で、サフェーサーが塗られていなく電着プライマーの上に上塗りしてありました。
新品部品や新車で塗られている電着プライマーは錆や腐食には強いですが、耐候性がありませんので塗膜として正常に機能させるにはサフェーサーを塗る必要があります。時間も材料も必要ですので省いて修理してある場合も多いです（運が良ければ何年かは持ちますので）
修理後、何年か経過しているとの事ですので、電着プライマーが紫外線で痛んでいる恐れもありオーナー様と打ち合わせをして剥離する事になりました。
材質がアルミの為、酸性の剥離剤を使用しました。
洗浄後乾燥しています。
乾燥後、細かい箇所と全体を研摩しました。
左フェンダーはキズの箇所と全体を研摩しました。
脱脂清掃してアルミの露出している箇所にエポキシプライマーを塗布しました。
乾燥後、サフェーサーを塗布しました。
まだまだ続きます。
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