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SKYLINE GT-R BNR32 オールペイント②

洗浄、乾燥したプラスチックパーツの修理を進めていきます。
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ミラーの台座とバンパーダクトどちらも材質はABSですので裏面を研摩して溶着しました。
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乾燥させている間に他のパーツを研摩していきます。
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細かい箇所はペーパーが当たりませんのでブラシ等で研摩しておきます。
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ダクトとミラーベースは表面を研摩、脱脂してプラスチック用のパテを使用しました。
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乾燥後、全体を研摩しました。
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リヤスポイラーの台座です。
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フロントバンパーは大きなダメージはありませんが、飛び石などがあります。
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塗り分け箇所は黒い未塗装の部分も同色で、とのご依頼ですので段差を研摩しておきます。
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リヤバンパーも大きなダメージはありませんでした。
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リヤスポイラーの剥離している箇所は密着が悪そうに見えましたので、チェックしてみた所・・
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こんな状態でした・・・。
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剥がれなくなる所(上面は全て)まで剥がしていき全体を研摩しました。
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研摩したパーツは脱脂清掃を行いました。部品点数が多いので、まずは大きなパーツからです。
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プラスチック素地の露出している箇所にプラスチック用プライマーサフェーサーを塗布しました。
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規定時間乾燥後、プラスチック用に軟質化したサフェーサー(システムフィラー)を塗布しました。こちらのサフェーサーは素地(金属やプラスチック)に直接塗布するプライマーとしては機能しませんので最初のサフェーサーをプライマーとして使用して、その上に膜厚の付くシステムフィラーを塗布しています。
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その他のプラスチックパーツも処理していきます。
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リヤのマッドガードは未塗装部分に塗装が付いているのと、中に埋められたプレートに錆が出ていました。塗膜のひび割れもあります。
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こちらも塗り分けなしの同色で、との事ですのでサンドブラストで剥離して錆も除去しました。
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アウターハンドルは材質が亜鉛ダイキャストで腐食が出ていましたので、こちらもサンドブラストで処理しました。
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その他の部品も研摩して脱脂清掃を行いました。
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アウターハンドルにエポキシプライマーを塗布しました。
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マッドガードの中のプレートはエポキシを刷毛塗りしました。
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プラスチック素地にはプライマーを塗布しておきます。
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アウターハンドルには軟質化していないシステムフィラーを塗布して、それ以外のプラスチックは軟化剤を混合して塗布しました。
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続いてバンパーリーンフォースを進めていきます。
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錆の箇所と全体を研摩していきます。この大きさの部品はサンドブラストのキャビネットに入りませんので、複雑な形状で時間が掛かりました。十分に予算がある場合はブラスト業者様での処理が確実です。
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研摩して取りきれない箇所はスポットブラストで処理しました。
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新品のドアヒンジです。
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電着プライマーでは無い防錆剤での供給ですので溶剤で洗い流して、金属素地には表面錆がありましたのでブラストで処理しました。
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脱脂清掃を行いました。
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エポキシを塗布しました。
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リーンフォースはこのままウェットオンウェットで塗装します。サフェーサーの乾燥と研磨が要りませんので、その分のコストを下げる事ができます。
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カラーナンバー(KL0)の標準配合で色を作り塗布しました。
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クリヤーはファーストリペアクリヤーを使用しました。
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このような工程は思いつきでの作業では無く、例としてエッチング等の酸系プライマーの上にエポキシやパテなどを重ねると塗膜トラブルになったりしますので、塗装マニュアルや塗料メーカー(STANDOX)に確認してからの作業となっています。
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ヒンジの針金で吊っていた箇所もプライマーを刷毛塗りしてあります。
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やはり全塗装は作業量が多くて大変です。毎回大変な思いをしていても、私の作業に付加価値を付けて来ていただけますので、感謝の気持ちから引き受けています。つい過去の苦労を忘れてしまって(笑)

このような内容でのオールペイントの場合は時間工賃で計算しますと相当な金額になりますので、お預かりの時間は長くなりますが事故修理の空いた時間などでの作業にする事で、リーズナブル(価格以上の作業内容)な価格になっていると思います(と言っても6,70万円とかの安い全塗装では無いですが)
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続きます。
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2017年11月21日 | Comments(0) | Trackback(0) | 国産車 修理
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