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Porsche911 Carrera2 オールペイント⑦

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フロントフードを取り外して付属品を分解しました。
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RS用のフードサポートの取り付けをご依頼いただきましたので、RSの写真を参考に仮組みしました。
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裏、表を脱脂して研摩していきます。
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表面は研摩して塗膜を除去しました。
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鋼板に達していた飛び石キズの箇所はブラストで処理しています。
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脱脂清掃を行いエポキシプライマーを塗布しました。
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規定時間後サフェーサーを塗布しました。
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開口部をマスキングしてウェザーストリップ等を取り外します。
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接着剤が多用されていますので除去するのにも時間が掛かります。
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ガラス周辺のシーラーもなるべくカッターナイフなどを使わない様に(錆の原因になります)除去しました。
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脱脂剤で全体を清掃して左フロントフェンダーのヘコミの箇所を修理しました。
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外装の表面は全体を剥離しますので、なるべく鋼板を出さないようにして荒削りしておきます。
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ルーフにも2箇所ほどヘコミがありましたが、こちらも軽いヘコミでしたので接着剤で引き出しました。
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部分的にパテは出てきますが酷く修正されていた箇所はありませんでした。
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まずは左のフェンダーから研摩して除去しました。
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脱脂清掃、マスキングしてエポキシを塗布しました。
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規定時間後サフェーサーを塗布しました。
朝から研摩してサフェーサーまで終えると夕方になりますので1日時間の空いている時に1パネルづつの作業になります。
効率を考えますと全体を同時に進めたいのですが、数日かけて全体を研摩している間に錆が発生する可能性が高いので鋼板の露出から下塗りまではなるべく短い時間で済むように進めています。
24時間エアコンの効いた工場なら湿度を低く保てますので、こんな心配も無さそうですね・・・。
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続いて左クォーターです。
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新車からの溶接痕ですがドアを開けた時などに気になるとの事ですので、なるべくなだらかになるように研摩しておきます。
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同じ様にサフェーサーまで塗布しました。
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穴を塞いでいた箇所はエポキシを刷毛塗りしました。
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続いてエンジンルーム周辺です。
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溶接の繋ぎ目などあまり綺麗ではないですが新車(下塗りの電着塗膜の下です)からこのような感じです。個体差があったり、複数のマイスターが作業しているのか左右で違っていたりしますので、こういった箇所が綺麗過ぎる場合は大きな修理をしているかもしれません。
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亀裂の入った箇所があります。
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研摩してみると製造時のスポット溶接痕が深過ぎる箇所を埋めてありました。
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右側のスポット痕
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左側はあまりスポット痕が無く、ハンダでなだらかにしてありました。この辺りも気になるとの事ですので、サフェーサー後に修正になります。
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細かい箇所が多く時間が掛かりましたので、この範囲で下塗りをしておきます。
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続いて右クォーターパネルです。
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パテが入っている箇所がありましたが剥がしてみると鋼板には損傷はありませんでした。
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時間が掛かりますのでステップやピラーは途中までで、別の日にオーバーラップします。
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続いてルーフとリヤガラス周りです。
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続きます。
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2018年05月29日 | Comments(0) | Trackback(0) | 輸入車 修理

Porsche911 Carrera2 オールペイント⑥

乾燥したフェンダーを車体に取り付けて大まかに位置を調整しておきます。
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ドアの残りの付属品を取り外して車体から取り外しました。
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糊やグリスなどを除去しました。
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表と裏の脱脂を兼ねて洗浄しました。
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乾燥後、左のドアから作業していきます。
裏面の下の方にヘコミがありましたので板金しました。
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全体を研摩しました。
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表面はヘコミが何箇所かあり、小さなヘコミは接着で引き出して修理して、ドアハンドル周辺のヘコミは普通に板金しました。
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表面は全ての塗膜を研摩していき剥離しました。再塗装はしてありましたが大きな損傷はありませんでした。
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脱脂清掃を行いエポキシプライマーを塗布しました。
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規定時間後、サフェーサーを塗布しました。缶はホワイトですがブラックもあり混合できますので、上塗りのスカシの明度に近くなるように混合したグレーです。
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比率を変えたサフェーサーの塗り板で確認しています。デュポンで言う所のバリューシェードの様に使っています。
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光の加減ですが裏と表は同じです。
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右のドアも同様に作業しました。
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裏面は似たような箇所にヘコミがありました。
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表面は小さなヘコミが数箇所でした。
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引き出して修理しました。
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キズや汚れの上から塗装してあり怪しいので表面は塗膜を除去しました。
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金属素地を露出させたらその日の内に下塗りまで進めたいので1パネルづつ進めています。
脱脂清掃してエポキシを塗布しました。
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サフェーサーを塗布しました。
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続きます。

2018年05月15日 | Comments(0) | Trackback(0) | 輸入車 修理

Porsche911 Carrera2 オールペイント⑤

続いてジャッキアップポイントの修理を行います。
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走行中に引っかかって外れてしまったそうです。溶接箇所が千切れて外れています。
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新品のブラケットです。
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車体側の変形している箇所を修正して仮合わせしています。
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元の位置に合いましたので車体側の合わせ目を研摩しました。
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ブラケット側も研摩しておきます。
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配管や室内側に部品が付いたままで危なくて溶接できませんので、接着剤での取り付けになります。
耐衝撃構造用接着剤でパネルボンドと比較して、より衝撃などに強くなっているエポキシ接着剤です。
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車体側とブラケットの研摩した箇所を脱脂清掃して接着剤をブラシで塗っていきます。
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金属素地の露出している箇所全てに塗布した後にビード状に塗布して車体へ取り付けます。
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硬化プロセスが始まると紫色に変化しながら硬化します。
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硬化後、ブラケットと周辺を研摩して脱脂清掃を行いエポキシプライマーを塗布しました。
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プライマーを乾燥させて研摩、脱脂清掃、マスキングを貼り直しました。
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スプレーシーラーで覆われていますのでエアーのシーリングガンでスプレーしました。
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カラーベース→クリヤーを塗布しました。
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乾燥後、サービスホールのカバーを取り付けてこの箇所の修理は完了です。
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サンドブラストをお願いしていたフェンダーの納品日に合わせてエンジンフードの作業を進めました。
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表と裏の洗浄、乾燥を行い裏面から研摩していきます。
小傷や新車塗膜の粗はありますので全体を研摩しました。
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表面は念の為に剥離する事になりましたので研摩して塗膜を除去しました。
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全体に黒っぽくムラに見えるのは錆やヘコミでは無く、鋼板表面の亜鉛メッキの削れムラです。
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フロントフェンダーが不二製作所様から戻ってきました。
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ダメージの無かったチッピング箇所は表面の塗膜のみを除去していただきました。板金塗装経験者の女性のスタッフさんで「再現の難しいチッピングは剥がさない方が良いだろう」、との判断で作業していただいたそうです。有難う御座いました。
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錆のあった箇所も綺麗に処理していただいています。
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こういった細かい箇所の綺麗さはサンドブラストならではですね。
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新たな錆が怖いので速やかに残渣の清掃、脱脂を行います。
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エンジンフードと一緒にエポキシプライマーを塗布しました。
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フェンダーはこの後、板金を行いますのでエポキシのみです。車体との当たり面は厚めに塗っておきます。
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エンジンフードは規定時間後サフェーサー(システムフィラー)を塗布しました。
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フェンダー裏面は外装色を薄く塗りました。
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取り付けに使うクリップナットも念の為エポキシを塗りました。
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続きます。
2018年05月08日 | Comments(0) | Trackback(0) | 輸入車 修理

Porsche 911 Carrera2 オールペイント④

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ドアミラーは純正の角型の方がお好みとの事で、中古部品をご用意していただきました。

車体に合わせて確認後、分解しました。
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汚れと油分を洗浄しておきます。
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乾燥後、状態を確認しています。
塗膜が縮んだ様な箇所もあり怪しいのでサンドブラストで剥離する事にしました。
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ヘッドライトリムも様子がおかしかったので少し削ってみました。
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何度か塗られているようで、こちらもブラストで剥離します。
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表、裏全てブラストで処理しました。フューエルリッドもついでに処理しておきました。
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脱脂清掃を行いエポキシプライマー(STANDOX EP)を塗布しました。
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規定時間後、サフェーサー(STANDOX システムフィラー)を塗布しました。
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ガラス屋さんにガラスを取り外してもらいましたので、クォーターモールを取り外しました。
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ビスの頭が錆で崩壊していました。
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モール(アルミ)を損傷しないように何とか取り外し出来ました(数時間掛かってしまいましたが・・笑)
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新品の供給はありますので破壊すれば数分で取り外す事ができますが、そのスタンスで車全体を作業しますとオーナー様の負担が大きくなりますので、なるべく慎重に作業しています。
モールは左右とも無事ですので、ビスのみ左右分の新品が必要になります。
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続きます。
2018年05月01日 | Comments(0) | Trackback(0) | 輸入車 修理
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